家を建てるには必ず理由があります。ただ、家づくりを進めていく過程で見学会、セミナー、モデルハウス見学、雑誌、インターネットなどさまざまな情報にふれていくうちにいつの間にか本当の目的を忘れてしまい、「家を建てること」が目的に変わってしまっている方がたくさんいるように感じます。
そんな想いが、家を建てる本来の目的だと私は思います。
どんなことでもそうですが目的がずれてしまうと、思うような結果も出ません。
家を建てるということは、人生に一度あるかないかの大きな買い物です。失敗はしてほしくないです。
だから、フォレスト工房では、みなさんが家族と幸せに楽しく生活が送れる家づくりのお手伝いを一生懸命します。
そのために、フォレスト工房では3つの理念をもとに家づくりをしています
私も以前は大手ハウスメーカーに勤めていました。だからハウスメーカーの良いところ、悪いところもよく知っています。すべてのハウスメーカーがそうとは言いませんが、ハウスメーカーの性能はとても優れていると思います。
その中でも家族が幸せに暮らしていくために特に大切な性能は、耐震性能、省エネルギー性能です。
この地域は大きな地震が必ず来ると言われています。そんな災害が来た時に家族の安全を家が守らないといけません。そのためには耐震性能をやりすぎというぐらい強くします。
耐震性能を表す指標で耐震等級があります。最高で耐震等級3ですが、常にそこを軽くクリアできる設計にしています。それでもあくまで計算上なので実際震度7クラスの地震が来た時にどういう状況になるのかわかりません。ですが、ハウスメーカーは実物大の建物を建てて震度7クラスの地震で実験をしています。もちろん倒壊もしませんし、損傷もほとんどありません。
さすがに、弊社でそんな実験をやる予算も経費もありません。だから計算上ハウスメーカーよりも強い設計になっていれば実際の地震が来ても安全だという証明になります。耐震性を強くすれば当然予算は上がってしまいますが、そこはあとで強くするのが難しく、家族の幸せな生活をしていただくためには絶対に譲れないところです。
次に省エネルギー性能ですが、こちらもさまざまな指標があります。
断熱等性能等級は最高の4、BELSは最高の5つ星、認定低炭素住宅の認定取得、これらを必ずクリアしたものしか作りません。
こちらも予算はかかってしまいますが、この性能にすることで、後々のランニングコスト、税金、毎日の快適性が大きく変わってきます。実際、上がる予算に関しては3年ほどで回収が可能です。それよりも、夏や冬の家の中での快適性が全く違います。家族と楽しい暮らしをしていただくために譲れないところです。
この性能に関しては建物が仕上がってしまうと見えなくなってしまう部分なので、建売や安価な住宅はこういったところで予算を下げているケースが多いです。
ですが、実際に住むと長年にわたって大きく違いが出てくるところです。あとで後悔してほしくないので性能に関してはハウスメーカーよりも優れたものを作ります。また、建物の性能はここ10年でいろんな良い材料のおかげで本当に大きく変わってきています。
常にそのときにベストな性能が出せるように材料や構造に関してはどんどん良いものをこれからも取り入れていきます。
家を建築するにあたって使いやすい間取りは絶対条件です。
家事導線や生活スタイルに合わせた間取りを作るのはそんなに難しいことではありません。しかし、家族が楽しく暮らしていくためには、それにプラスアルファが必要だと思います。
間取りだけではなく、インテリアであったり、開放的な空間づくりであったり、住んでいて楽しくなるような自然と家族の会話がはずむ、そんな空間を作ることが大切だと思います。
ただ、中だけにこだわっていると知らず知らずのうちに外観がおろそかになってしまいがちです。実は間取りと外観をマッチさせるのは意外と難しいのです。ですが、外観は家の顔です。ハウスメーカーの良いところは商品によってその外観にある程度制限を設けています。だからそんなに外観の悪いものはできないようになっています。
その分オリジナリティーは欠けてしまい似たような建物にはなってしまいますが、失敗は少なくなります。
家族が楽しく生活するために、高いお金をかけてつくるのですから、フォレスト工房は設計事務所として外観も内観もかっこいい家を提案したいと思います。
家を建てるには何千万円もの予算が必要です。土地から購入となるとその倍近い予算が必要となります。
ほとんどの方がそのためにローンを組み毎月返済をします。ただ、そのローンの返済が大変過ぎて、家族で旅行に行ったり、たまには食事に行ったりする余裕までなくなってしまっては、本来の家族の幸せと楽しい生活をするという目的からずれてしまいます。
家はあくまで目的達成のためのステージであって
家を建てることが目的ではありません。
負担は少なければ少ないほうがいいです。私も土地から購入してフルローンで家を建てた同じ仲間として、良いものを安く作ることで少しでもお客さんの負担を少なくできるように協力をしたいと思っています。これまで、ハウスメーカーでの営業、工務店での現場監督、建築士としてさまざまな経験をさせてもらったので、何が無駄でどこをコストカットするのがいいのか、どこは削ってはいけないのか、建築会社の仕組みや建物予算についていろんなことを知ることができました。その上で、お客さんにとって最も良い提案をいたします。
コストカットと言っても良いもを作るには良い材料が必要になりますので、あまり材料では削ることができません。
その他の余分な経費を削ることが重要となります。通常ハウスメーカーや設計事務所は自社では建築ができません。建築は工務店にお願いをして建ててもらいます。工務店にも営業や現場監督、事務員がいますのでその経費がかかります。
フォレスト工房では、営業から設計、打合せ、発注、管理まですべての業務を建築士が一貫して行うことで大幅にコストカットを実現しました。だから、同じ材料で同じ性能ならどこよりも安く提供できる自信があります。ただし、余分な人件費もカットしており、かっこいい性能の良い家を建てるためにたくさん打合せも必要になりますので、年間にできる仕事量も制限されてしまいますのでご了承ください。